普段、私たちが食べているお魚。
お刺身にしたり煮付けにしたり。とっても美味しいですよね😋
そのお魚をとるには色んな種類の漁があります。
今回は定置網(ていちあみ)と呼ばれる漁の現場を取材させて頂きました。
こんにちは!福岡県の糸島市地域おこし協力隊の佐藤 美奈子です。
糸島市の中でも「福吉」と呼ばれている地区の情報発信をしています。
取材に協力してくれたのは福吉漁港の漁師さんたち。
定置網の網を仕掛けるのは年に一度のみ。福吉漁港の漁師さんたち、総勢30名以上が協力しあい、5つの定置網を設置していきました。貴重な漁の現場に連れて行って頂き、ありがとうございました!!
目次
定置網とは
潮の流れを読み、魚が多く通るスポットに網を仕掛けとらえる漁法。漁師さんだからこそ知っている、魚が多くいる場所に網を仕掛けます。
では、その網に魚がどのように入ってくるのか?
定置網の設計図がこちら。
魚は物にそって動く習性があります。
前に進み、後ろ向きには泳ぎません。
その魚の習性を利用し、まずは魚群の通り道をさえぎる網を仕掛けます。その網に沿って魚を奥へ奥へと誘導。身網(みあみ)と呼ばれるところへ誘導し、その網を引き揚げるのが定置網です。
定置網設置の様子
まずはこの動画をご覧ください。漁師さんたちの息のあった連携プレーで、定置網を設置していく様子をおさめました。
それぞれ別の船に乗り、撮影させて頂きました。
福吉漁港の漁師さんたちが協力しあい、全部で5つの定置網を漬け込んでいきます。
この定置網の設置を行うのは年に一度のみ。とても貴重な現場であります✨✨
定置網の手順は下記の通り
①ロープをはる
②場所を固定するためのイカダを投入
③定置網を投入
連携プレーと慣れた手つきで、あっという間に定置網一つ分が完成!
このようにして合計5つの定置網を設定していきました。
定置網水揚げの様子
仕掛けた定置網に魚がどれくらいかかっているのか!?
水揚げの様子を動画にしました。網を引き揚げるとビチビチと水しぶきがして、魚が足元で暴れる映像もあります。
定置網を仕掛けた数日後に、魚の水揚げを取材。
定置網の取材に協力して頂いたのは寿丸(ことぶきまる)の船長、梅本 伸一(うめもと しんいち)さんと福栄丸(ふくえいまる)の佐々木さん、伸栄丸(しんえいまる)の佐々木 伸一(しんいち)さん。
定置網の水揚げ現場に三日間同行させていただき、ありがとうございました😊✨✨
朝6時に福吉漁港を出港。漁船に乗り10〜30分ほどで、定置網のスポットに到着。
大きいお魚!
鮮度を保つためすぐにシメていきます!
1時間ほどで水揚げの作業を終え、お魚をパックに詰め、すぐさま市場と直売所「福ふくの里」へ配送します。
直売所「福ふくの里」では、今朝水揚げされたばかりのお魚が購入できます
水揚げされた魚やイカは、直売所「福ふくの里」へ出荷されます。
今朝とれたばかりの新鮮な魚や野菜が手に入る直売所「福ふくの里」。
「福ふくの里」は9時開店と同時に、安くて新鮮な魚や野菜を求め、たくさんのお客様がご来店されます。
お昼すぎには商品の半分以上がなくなる、早いもの勝ちの世界!!
ぜひ、皆さんも直売所「福ふくの里」へお越しください。
新鮮で美味しい魚や野菜が手に入りますよ(*^_^*)
福ふくの里の鮮魚コーナーでは魚を無料でさばいてくれます
お魚の鱗や内臓をとったり、3枚におろすのって大変ですよね。
魚を食べたくても、その処理が面倒でつい魚を購入するのを躊躇されるお客様も多いのではないでしょうか?
そんな時は!!
福ふくの里の鮮魚館をご利用ください♪
元漁師さんや漁師の奥さんがお魚を無料で丁寧におろしてくれますよーー!!
なんてありがたい!!
まとめ
1年の中でも船を出して漁が出来るのは冬を除いた9ヶ月間(4月〜12月)。
天候に左右される漁の世界。船を出したくても、海が荒れているときは漁に出られないときもあります。その中でも漁に出られるのは100日ほど。船を出して漁に出れる日が限られています。
漁師さんの一人が「アジを養殖していたが海水温の変化や病気で全滅した」と語っていました。漁師さんからお話を聞かせていただき「 魚がとれるのは当たり前じゃない。」をヒシヒシと感じました。
取材に応じてくれた福吉漁港の漁師さん、改めてありがとうございました!福吉漁港でとれる新鮮なお魚を購入されに、直売所「福ふくの里」へ来てみてはいかがでしょうか?
福吉に来て来てーー!
福ふくの里の場所はこちら
住所:〒819-1631 福岡県糸島市二丈福井6333
営業時間:9時〜17時(お盆と正月定休)
問い合わせ先:092ー326ー6886
交通アクセス:
・福岡市より西九州道・二丈浜玉道路を利用して約30分
・唐津市より二丈浜玉道路を利用して約30分